コラム

【RISE vs K-1】面白かったのはどっち?

AbemaTVでの中継合戦

今回のキックボクシング同日興行は、AbemaTVでの生中継もガチンコの勝負となりました。といってもK-1は13時から、RISEは16時からの中継で、更にK-1は22時まで、RISEは20時半には全試合終わっていたので興行の開催時間としては倍も差があったことになります。

僕はAbemaで自宅観戦でしたが、13時からはK-1を見て、16時からはRISEを見てました。正直、もっとザッピングするのかなと思っていましたが、RISEの前半戦が1RKO決着が続いたのと、一方のK-1はしょっぱい試合が続いていたので結局RISEをずっと見てましたねえ。唯一、野杁正明vsジョーダン・ピケオーは見ましたがあとはもうチャンネルを変えるでもなくRISEでした。

なので公平な視点で両興行をジャッジすることはできないんですが、RISEは単純に面白く、K-1はTwitterの反応を見ていても全体感としては微妙だったんじゃないかと思います。ただ視聴者数や会場キャパではK-1の方が圧倒。「どっちが面白かったか」という人の主観でのジャッジは難しいと思いますが、数値という客観性で見るとK-1の勝利ということになるかと思います。

RISE興行で印象に残った試合

さて、RISEはプレミナリー以外は一応全試合見ましたが、全試合通して熱い試合が多かったですねえ。ワールドシリーズの-58kgと-61kg、そしてワンマッチという大きく分けて三つのカテゴリで組み立てられていたのでなんとなくそれぞれ雑感を書いていきます。

RISE、ワンマッチは1RKOの連続!

興行の前半を固めたスーパーファイトワンマッチですが、いづれも白熱した試合が続きました。リザーブファイトも含めた前半4試合は全て1RKO決着。特に大雅と引き分けた原口と、無敗のベイノアをKOしたタップロンの試合が鮮烈でした。原口は、旧K-1で活躍して現在はボクサーとしても勝ち上がっている京太郎に顔が似てますね(笑)。ああいう顔をした人は格闘技強いのでしょうか・・・。原口は正直、本戦に出てる白鳥より強いような気がします。大雅と引き分けてますしね。キレのあるキックは空手を体現する一撃必殺。試合終わった後のバク転を見ていると運動神経が全体的に良さそうです。この人はもっと大物になっていく気がするなあ。

衝撃の連続!-58kgの主役はやっぱり那須川天心

続いての-58kgトーナメント。まず驚いたのはスアキムの2度のダウンですね。スリップダウンとか嫌がりダウンではなく、完全に効かされたダウン。ただ衝撃なのはそこからでした。完全に効かされた後の逆転KO。ただ単にKOで勝つよりも衝撃でした。

もう一人のムエタイ王者、ルンキットは盤石の強さでしたが、インパクトがあったかというとそうではありませんでした。本気出さなくても勝てますわ、みたいな余裕は感じられましたが、、、次戦が楽しみかと言われるとそうではないですね。

そしてやはり那須川天心ですねえ。相手のフェデリコ・ローマがどれくらい強いのかよくわからなかったですが、戦績だけ見ると強そうだったし、体の分厚さを見ても一発持ってそうだなあ、という印象でした。ただそんなローマを圧倒し、最後は魅せるキックで倒す辺りがファンタジスタですね、天心。あれ、かつてのK-1の子安慎吾が得意とした子安キックですよね、懐かしい・・・。さて、次戦はスアキム。前回の試合は薄氷の勝利という感じでしたが、メイウェザー戦を経た天心が圧倒するのか、それともスアキムがムエタイの底力を見せるのか。注目です。

-61kgトーナメントはやや消化不良?

対して-61kgは主役級だった梅野は勝ったものの、注目だったセクサンは大雅とイーブンに近い判定勝利。正直、あの判定はないよなあと思いました。大雅の優勢勝ちか、せめてドローでしょう。圧倒的な強さを見せてセクサンが勝つならともかく、あの勝ち方で勝ち上がってもあんまロマン見れないですね。

見せ場としてよかったのは裕樹ですね。負けはしましたが、ここ最近勢いのあるチャンヒョン・リーに対して堂々の戦いっぷりでした。リーはKNOCK OUTの決勝もあるわけですが、ダメージ大丈夫なのでしょうか・・・。

白鳥もシーソーゲームの中でなんとか勝った、くらいの感じです。インパクト残せたかというと全然そんなことない。この選手はなんか怖さがないんですよね。トータルのバランスは取れているんでしょうけど、これぞという武器がない。イケメンなのはいいことですが、何したいんだかよくわかんない、K-1ファイターみたいになってしまってます(ディスってすいません)。

K-1の全体的な印象

さてさて、というわけでK-1の試合もちょっと感想書きたいんですが、前述した通り僕はK-1ではなくRISEをメインで見ていたので、ちゃんと見たのはRISEが始まる前の卜部vs林健太までの試合と途中で見た野杁正明vsジョーダン・ピケオー、またRISEが終わった後の皇治とメインの武尊の試合くらいです。

なので全体的な感想を述べる立場にはないと思うんですが、それでもまあ思うことは色々あります。

まず、スーパーファイトはいるのか??という話。僕はお金払って現地に観戦しに行っているわけじゃないのでいう資格ないかもしれませんが、これには疑問ですね。ただ単にカード数多くすればいいってもんじゃない気がします。今回のK’Festaで言えばタイトルマッチと世界対抗戦だけでよかったのでは。何か面白いスーパーファイトありましたか?しかもダラダラとプロ意識のない戦いが続き、観客は冷め切ってましたよね。別にKRUSHでやればいいじゃないですか、と思いました。

タイトルマッチは色々波乱がありましたね。特に卜部兄弟が揃って負ける、という。兄弟初のK-1チャンピオンを思い描いていたようですが、結果的には二人とも負ける、という。新生K-1創世記からドラマを紡いできた二人ですし、両者とも実力者なのに負けてしまうのは時代の節目を感じてしまいます。ただ、じゃあ林健太と村越が強くてカリスマ性があるかというとそうではない。そのあとに登場してきた武居と武尊がいるからまだしも、K-1チャンピオンはちょっと求心力がないなあと思ってしました。だってそもそもが世界対抗戦という企画の前座ですからね。いかにタイトルに価値がないかというものですよ。

世界対抗戦は別に対抗戦意識なかったですねえ(笑)。ファンもそうですが、戦ってた選手もそうだと思うんですよ。外国人選手に何らか共通意識があったわけでもないですし。これならチームKRESTvsシュートボクせなど、日本のジムと外国のジムの対抗戦みたいな見せ方の方が盛り上がった気がしますよ。

でも、対抗戦に出てきた日本人選手たちは流石にスターだなあと思いました。それまでの重い会場の空気が一変してましたし、KOも増えてきましたもんね。選手層が厚いのが新生K-1の強みだと思いますが、主役級選手たちとそれ以外では大きな差があるように感じました。

そしてその中でも驚いたのが武尊。ラジャダムナンの現役王者、しかもKO負けがないという王者をKOで倒したのですから、もう文句は言わせないでしょう。正直、ムエタイの距離感に苦戦するのでと思っていましたが、一発で試合を動かしてしまいました。武尊のパンチって重いんですね・・・。逆に皇治は昨年末の試合でよく武尊のパンチに耐えましたねえ。

文句のない圧巻KO勝利で、ますます那須川天心との試合への注目度が増すことになりそうです。今日の試合を見てしまうと、ちょっと試合予想をしたくなりますねえ・・・。

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