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【ONEとパンクラスが提携】ビジネス視点で考えてみる

ビジネスとしてアジア勢力に負けた日本企業

修斗に続き、パンクラスまでONEの軍門に降ってしまいました。パンクラスの酒井代表はプラットフォームビジネスというような発言をしていました。

言わんとしていることはわかります。いわゆるGAFAと呼ばれる世界を支配しているIT企業はいづれもプラットフォームを構築してそこに莫大な収益を吸い上げている構造をしています。ONEはそれを格闘技でやろうとしているのでしょう。ビジネスモデルをどのように見据えているのかは不明ですが、今後グローバル市場に存在感を示していくであろうアジア圏を制すれば、そこにあらゆるビジネスチャンスが生まれてくることはよくわかります。ONEというエコシステムの中でコンテンツや流通、広告、権利ビジネスなどあらゆる展開がありうるんでしょう。潤沢な投資マネーで一気に覇権を取りに来た感じです。

RIZINに足りなかったもの

正直、RIZINはビジネスとして負けたなと感じました。RIZINはPRIDE時代の選手引き抜き合戦の反省を生かし、フェデレーション構想を打ち立てたわけですが、残念ながらそれが機能していたとは言いづらいし、その先にどんなビジョンを描いていたのかがよくわかりません。ビジネス用語でいう「Big Picture」がよくわかんなかった。イベントとしては面白いし、僕は今でもRIZINを愛しているし応援しています。でも、毎年毎年の興行を回しているだけで数年後どうなっていたいかが見えなかった。

そうなるとパンクラスや修斗はなかなか難しかったんでしょう。RIZINともっと有機的なつながりができてくればよかったんでしょうけど、RIZINは逆に縛ってはくれない。一方、UFCでは日本人選手は相変わらず苦戦しているし、パンクラスや修斗で王者になったとしてもUFCに上がれるかわからない。世界観がブツ切れになってしまっていて選手たちを食わせていくことも難しい。

そこに、ONEは世界観を提示してきた、というわけです。パンクラスや修斗のその先の世界観を、グローバルという視点でつなげていくことができる。それはつまり、ONEのファームに落ちぶれるということですが、経済面含め選手たちへの見返りは今までよりも手厚くなる。今のまま続けていても先行きが見えないのなら、ここはONEの作ろうとしているプラットフォーム構想に賭けてみよう・・・。そう考えたのではないでしょうか。

今回の構図は、日本の製造業が辿った道と同じである

かつて世界に名を轟かせた「MADE IN JAPAN」ブランドで、日本のメーカーは世界中に日本製の自動車やオーディオ製品を売りまくっていたわけですが、マーケットがグローバル市場になった瞬間に落ちぶれてしまい、今では中国や韓国のメーカーに完全にやられてしまっています。

今回のRIZINとONEも同じことで、RIZINの対立軸はUFCだったはずなのに、いつの間にかアジアから急速に伸びてきたONEにその地位を脅かされています。日本人はやはりビジネスが下手。特にグローバルビジネスにはその免疫や対抗策すら持ち合わせていない。RIZINはいまだに地上波の視聴率を気にしていますからねえ・・・。選手の質とか層の厚さとか云々の前に、ビジネスとしてのビジョン、戦略で負けてしまったと僕は思います。

というわけで、どこかでRIZINが生き残っていくためには?について考えてみたいと思います!!

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