【大晦日】RIZIN20の視聴率、大惨敗!2020年のRIZINの行末は・・・?

2020年1月2日午後、正月休みののんびり気分を一気に吹き飛ばす、衝撃的な情報が格闘技ファンを襲いました。

つい二日前に我々格闘ファンを熱狂させたRIZIN20、しかしその視聴率は大惨敗。過去最高の盛り上がりを見せたのに、視聴率は過去最低。このことでRIZINとしては2020年はまた舵取りが難しくなったと言わざるをえません。

RIZINをRIZINたらしめているのは地上波があるからこそ

熱心な格闘技ファンなら言わずもがなですが、「チケットは完売したんだし、地上波なんて関係ない!」とはRIZINは言えない事情があります。

まず収益面で大きな支えとなっているはずの放映権料。それがいくらくらいなのかはわかりませんが、無視できる数字じゃないはず。そして地上波で放送するから、ということでついてくれているスポンサーもいるでしょうし、「地上波で流れる=メジャー』という図式でRIZINに引き寄せられる選手(特に日本人)も多いはず。

仮にRIZINから地上波を抜いたら、今のような規模での興行は打てないでしょう。離脱する選手も出てくるかもしれません(幸か不幸か、目下のライバルに近いONEも日本から離れているので流れる先がないかもですが)。

だからこそ、RIZINは毎興業後に視聴率が話題になる。特に大晦日は顕著ですね。視聴率にファン同士が一喜一憂するスポーツもそうそうないでしょう・・・。

RIZIN 20はどストレートなMMA路線でファンの熱を生んだ

RIZIN20はファンの間ですこぶる評判が良かった興行でした。実際、僕も29日のベラトールも合わせて最初から最後まで自宅Gyao観戦しましたけど、興行としての完成度も高かったし、特定の選手に頼り切ることなく、全体的に「見れた」イベントでした。

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特に31日はチケットも完売したそうですし、確実にRIZINファンの熱は高まっている。それがよく感じられる興行でした。

なぜそこまでの熱が生まれたのかというと、それはこの5年間の積み重ねを丁寧に結実させたからでしょう。芸能人や他ジャンルのスポーツ選手を登場させることなく、RIZINで戦ってきた選手たちの戦い、物語を純粋に見せる。それぞれの選手のこれまでを知ってるから僕たちは感情移入できる。

僕たちはRENAのリベンジを、朝倉未来の勝負強さを、浜崎とハムちゃんのドラマの行く末を、那須川天心の神童っぷりを、そして朝倉海とバンタム級戦線の物語を見たくてRIZIN20を見たわけです。

そこに、お茶の間的の話題的な要素はいらなかった。純粋に格闘技ファンが楽しめるカードを並べてくれたRIZINの英断に、僕らは乗ったわけです。

あれは、俺たちの場所だった。俺たちの時間だった。だからあんなに一体感が生まれたのでしょう。

再びモンスター路線に戻るのか・・・?

ただ、その結果がこの有様でした。昨年並みの視聴率だったら「飛び道具なしで維持できたってことはこの路線で間違ってないんだ!!」となったでしょうけど、そうではない。

僕が格闘技に興味がないフジテレビの社長だったら「それなら前に戻そうや」と考えると思います。チャレンジしたけどダメだった。それならPDCAを回して数字が良かった頃の考え方に戻す、と。ビジネスマンなら当たり前ですよね。

元横綱や有名アスリート、そして芸能人をリングにあがて無様な殴り合いをさせる。そのほうが格闘技に興味のないお茶の間層には届くのは間違い無いです。でも、それは格闘技ファンが見たいものでは無い。

地上波打ち切りとかも怖いですが、かつてのDREAMのようなモンスター路線になっていくのが怖いです。折角ここまで高まった「We are RIZIN!!」熱を一気に冷めさせることになる。それは、勿体ないしファンとしてはとても嫌だなと思うんであります。

脱地上波のビジネスモデルは成立しうるのか?

もうずっとそうですが、日本の格闘技ビジネスは「熱心なファンではなくライトなお茶の間層」で成り立っているマーケット、という歪な構造をしています。

純粋に「熱心なファンをどう獲得し、どう育てるか」だけにフォーカスできればいいんでしょうけど、かつての格闘ブームを生んだ2000年代谷川モンスター路線から続く文化はなかなか断ち切れません。この辺りの経緯は、谷川貞治の「平謝り」を読むと何故モンスター路線が生まれたのかが理解できますので格闘技ファンはおすすめです。

平謝り―K‐1凋落、本当の理由
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めちゃくちゃ単純に考えれば、地上波の放映権料および地上波ありきの協賛費用分をファンから稼げれば、RIZINはファンが喜ぶことに専念できるのです。

ではそれにはどんな方法があるのか。ちょっと整理してみましょう。

PPV収益を伸ばす

最も思いつきやすいのはこれですね。UFCなんかが維持できているのはこのPPV収益が莫大だからです。RIZINの場合はスカパーとGyaoですね。スカパーやGyaoの売上がどれくらいなのかも開示されてないのでなんとも言えませんが、他プラットフォームとの提携も視野に入れつつ、PPV収益を最大化していくのは一つの選択肢としてあるでしょう。

ただ、UFCの場合は日本より圧倒的に広い国土(リーチできる視聴者数)と、PPV文化が根付いているからこその売上だと言えます。日本の場合はいづれも持っていないのでなかなか難しいでしょう。

クラウドファンディング含め、お布施コンテンツビジネス

続いてはこれですね。上記PPVと考え方は同じですが、ファンから直接お金をもらいましょう、という考え方です。RIZIN20では突如榊原さんのクラウドファンディングが行われたこともちょっとだけ話題になりましたが、要はファンによるお布施を集めていく方式です。クラウドファンディングに限らずファンクラブ(強者会員)を増やしたり、Tシャツなどのグッズ販売、最近だとひょっとしたらnoteでの課金なんかも考えられるのかもしれません。

ただ、これらは焼け石に水程度の売り上げでしょう。数千万円か、せいぜい1億円を年間で稼げれば御の字なんじゃ無いかと思います。それくらいの規模感じゃあちょっとしんどいですね。

スポンサードを募る

最後はこれ。今回も朝倉兄弟を起用しているアプリゲーム「喧嘩道」や「にゃんこ大戦争」のスポンサードロゴが目立ちました。最近のRIZINはsky ticketやCygamesなどのスマホ世代の企業スポンサーが目立ちますね。これらの協賛プランがどんな金額感なのかはわかりませんが、リングへのロゴ掲示などの目立った協賛は数千万はするでしょう。会場内のコラボコンテンツ協賛(赤から弁当とか)だったら数百万くらいですかね。

これらの協賛を広告代理店なんかも機能させながら拡販していく、というのはありな戦略だと思います。ただまあ、これも上述したとおり地上波ありきのスポンサーもいると思うので、地上波が無くなったら成立しない可能性もありますが・・・。


大惨敗に終わったRIZIN20の視聴率。今後のRIZINの行く末がかなり心配になってきました。でも僕らファンが頑張って支えていくしかない。

もう、いやですよ。好きなものが突然強制的に終了させられる、あの暗黒時代は・・・!

【大晦日格闘技】RIZIN20、ベラトールをGyaoで生観戦した感想

今年で5回目となるRIZIN年末興行。僕は29日、31日とも自宅でまったりGyao観戦。Gyaoは以前は煽りVが流れなかったりしたけどここ最近はしっかり流してくれるのでありがたいですね。いつもは全試合振り返っているのですが、今回は印象的だった事をいくつかピックアップして書いていきます。

ベラトールの本場感はやっぱり凄い

29日のベラトール。といっても試合の半分くらいはRIZIN提供試合だったのですが、ケージでやるというだけでいつものRIZINとは違う世界観でした。

その中でもやはり前半戦のベラトールのメジャー感がよかったですね。みんないろいろ語ってますが、やはりMVPとチャンドラーの試合は日本のプロモーションでは見れない一流感がありました。ファイトマネーが高すぎてRIZIN単独で呼ぶことはどうやら難しそうですが、またベラトールとコラボ興行やって呼んで欲しいものです。

ヒョードルとランペイジは・・・まあ、ヒョードルはいつものように体格に見合わなぬスピーディーな戦いでしたが、ランペイジが酷すぎましたね。あのお腹、まともに戦う気なかったでしょう・・・。あれがヒョードルの日本ラストマッチだと思うとちょっと残念です。でもまあ、今のRIZINに、もうヒョードルは不要ですね。5年越しにSARABAできたと言えるんじゃないでしょうか。

ベラトールMVPは浅倉カンナ!

さて、12月29日のベラトールは団体対抗戦などの見所もあったのですが、個人的なMVPは浅倉カンナでした。試合内容もさることながら、那須川天心との破局話、しかも天心の浮気疑惑もあった後での試合という事で、その戦いに浅倉カンナの人間として、ファイターとしての成長が見えた気がします。

煽り映像でも「大丈夫」とか言いながら涙ぐんじゃうシーンがあったり、勝利後のマイクパフォーマンスでの涙など、浅倉カンナがみんなから愛される娘キャラであることをより印象づける試合でした。

矢地祐介も試合内容ではほとんど負けてたけど最後に持ってる男っぷりを見せました。大河女優となった川口春奈との熱愛効果でYahooトップにもなったし、いい形で31日大晦日に繋いだのではないでしょうか。

完成度の高いプロモーションとなったRIZIN

29日のベラトールも満足度高い興行だったんですが、31日のRIZIN20がやばかったです。もうどの試合を語ればいいのかわからないくらいですが、全試合勝負論が詰まった真剣MMA。ギャビガルシアやボブサップといった色物キャラもおらず、かつよくわかんない顔見せ選手もおらず。強いて言えばシュメトフくらいdすかね。でもシュメトフも意外といい動きするし面白かったです。

特にタイトル絡みの試合がやばかったですね。ライト級GPの決勝戦は手に汗握るとはまさにこのこと。あの試合見せられたら、日本人はちょっと厳しいよね・・・。ピットブルが勝っても次回以降RIZINに出てくれる気がしないので、RIZIN発の外国人ヒーローとしてムサエフ勝利でよかったんじゃないでしょうか。

混沌とした女子アトム級、男子バンタム級王座戦線

そしてRIZINが本格的なMMAプロモーションとして有機的にワークし始めたことを象徴したのが女子アトム級と男子バンタム級タイトルマッチ。いづれも主催者側が意図せぬ選手がチャンピオンになりました。

しかしそれがまた純粋なRIZINファンを唸らせることにつながります。ハム・ソヒに次に挑むのは誰なのか?浜崎の復活ロードはどのように描かれるのか?

朝倉カンナ、山本美優、RENAあたりは混沌としていますし、そこにベラトールでも勝利をまた重ねたあいが絡んでくるのか。

また男子バンタムは次期挑戦者は扇久保で決定しているものの、朝倉海と堀口恭司の物語はまだ続いています。石渡と元谷はちょっと後退してしまいましたが、そこに佐々木憂流迦や水垣が復活した後に絡んでくるでしょう。

女子アトム級も男子バンタムも、主軸となる選手のドラマをつないで行きつつ、ネクストカミング的な選手を発掘していく事が2020年のRIZINのテーマでしょうね。

異次元すぎた那須川天心

しかし言葉が出なかったのは那須川天心です。以前からKNOCK OUTを見ていた僕からしたら、江幡塁の強さはよくわかっていたつもりです。まあ、それでも天心の勝利は硬いとは思ってはいましたが、もうちょっと際どい戦いをするんじゃないかと思っていました。江幡は良くも悪くも正統派。天心のトリッキーな攻撃を耐えながら時折放つストレートでズドンズドンと天心の動きを止めていくのではないかと期待していたのです。

それが、あんなにあっさりと天心が勝つとは・・・。もう、本当に国内では相手いないですね。武尊との試合も、まあ実現したらそりゃ見ますけど、正直相手にならない気がします。キックボクシングではやり残した事ないと思うので、MMAかボクシングに本格転向して欲しいです。

2020年のRIZINはどうなる!?

チケットも完売し、試合内容も盛り上がり、大成功に終わったRIZIN年末興行。視聴率がどうなるかは気になる所ですが、確実に熱が高まっていることを実感できました。

2020年はオリンピックイヤーということで夏場のビッグ興行はなさそうですね。その代わり、浜松などこれまで開催実績のない土地で実験的な興行が続きそうです。まだRIZINに登場したことのない選手の査定試合やミニトーナメントなどやって、2019年の主役たちとは違う選手層の発掘をしっかり行って欲しいですね。

年末に活躍し、対抗戦で勝利した渡辺華奈や朝倉未来はベラトール行って欲しいですね。そうすることで選手として更に魅力が増してRIZINをますます底上げしていくことになるでしょう。

2020年も、RIZINを応援し続けます!!!!

平本蓮がK-1離脱をした理由は?参戦するのはRIZIN大晦日?ONE?RISE?

兼ねてから予想はされてましたが、平本蓮が新生K-1を離脱しました。

平本蓮が新生K-1を離脱した理由は?

上記引用のツイートではK-1への感謝を述べていますが、以前から彼はTwitterで名指しはしないまでも不満のようなものをつぶやいていることがありました。実際、彼は2018年3月21日のゲーオウィラサクレック戦以降一度もどこのリングにも上がっていません。

理由は明確で、新生K-1では契約解除に1年間を有するからですね。以前、やはりK-1を離脱した大雅もブランク期間がありました。

彼の場合はある程度以前からK-1を離脱することを考えていたのでしょう。Twitterによると「ゲーオを倒した後に引退を考えていたがやはり世界を目指したくなった」的なことが書かれています。

つまり、平本蓮がK-1を離脱するのは、新生K-1では物足りなくなった、ということなんだと思います。格闘技ファンならもうすっかりご存知の通り、新生K-1は完全鎖国体制を引いており、基本的に日本人選手は独占契約を結ぶことが多い。武尊ー那須川天心のいざこざのように、新生K-1ではまるで自由な発言すら許されていないような雰囲気すらあります。

彼は幼い頃から那須川天心と戦友。今でも交流が続いているようです。K-1の世界観を気にすることなく、自由に戦ってどんどん価値を上げていっている那須川天心を、どこか羨ましく思っていたとしても全く驚きはありません。というか、そう思うのが当たり前でしょう。

ファイトマネーに不満があった、的な噂もありますが、それだけじゃないと思いますね。まあもちろん、稼ぎも含めて総合的な観点でK-1の世界の中に縮こまる自分が許せなかったのでしょう。

平本蓮が次に上がるのはRIZIN?ONE?RISE?

ではそんな平本蓮が次に戦うのはどこのリングなのでしょうか。いくつか候補があるのでちょっとずつ考えてみたいと思います。

平本蓮ーRIZIN

まず考えられるのがこれですね。特に今回の発表のタイミングを考えると2019年大晦日のRIZIN20に平本蓮が上るのは十分考えられます。なんだかんだ、国内では最も露出が多いプロモーションですからね。

しかし、継続参戦するかというとそれはあんまり考えられない気がします。まずRIZINはMMA主体の団体であり、那須川天心もレギュラー参加してるとはいえ競技としての世界観は出来ていない。平本蓮もビッグマッチを中心にRIZINに上がることは考えられますが、RIZINを主戦場にするとはあんまり考えにくいですね。

平本蓮ー KNOCKOUT

続いて今年プロデューサーが変わって一新されたKNOCK OUT。ただなー、これは考えにくいんですよねえ。特に新体制になってからはKNOCK OUTはレベルスの上位概念的な世界しか築けていなくて、正直魅力が半減しました。僕、ほとんど見てませんもん。

KNOCK OUTに上がったところで世間的な注目度は上がらないと思うんですよね。うん、これはないわ。

平本蓮ーRISE

続きまして盟友那須川天心もホームリングとしているRISE。今年開催されたワールドシリーズ的な大会が2020年も開催されるなら、ここに参戦するのはありうるでしょうね。そしてRISEに参戦していれば、国内外の他のプロモーションに参戦することも出来ます。伊藤代表はその辺りは寛容そうですからね。
ただ僕、RISEもないんじゃないかなあと思っています。というのは、那須川天心と同じだからです。平本蓮にとって那須川天心は盟友であると同時に意識しているライバルでもあるはず。階級違うから戦うことはないにしても、天心が切り開いてきた道を自分もついて行こうとは思わないんじゃないかなあと。
だって、自分の価値を上げるためにK-1を離れるわけですからね。なくはないけど、RISEもやっぱないかなあ。

平本蓮-ONE

そして最も有力なのがこれですねー。ONE。アジア中心とはいえキックボクシングとして世界で最もスケール感があるのはONEなのではないでしょうか。日本でもAbemaで放映してくれるし、世界で戦いつつ日本でも露出が図れるといういい感じのプロモーションと言えそうです。

難点なのは、K-1と同じく独占契約を引こうとする点ですね。ONEに出てしまったらONE以外は出れない、という。これをどう捉えるかですね。
世界に名前を打っていくなら、RIZINと提携しているベラトールで北米市場に打って出る、というのもアリですが、ベラトールもやはりMMA主体。キックはそこまで発展が見込めません。

平本蓮がMMAとの二刀流でいくなら別ですが、キックで戦っていくならやはりONEが良さそうですね。

平本蓮と戦う非K-1選手は誰??

さて、どこのリングに上がるかと同時に、誰と戦うのか?というのも気になりますね。
この1年、彼がどんな生活をしていたのかよくわからないのでどんな体型になっているかわかりませんが、一応以前はスーパーライト級として65kgで戦っていました。
そうなると考えられるのはRISEのワールドシリーズを制した白鳥大珠や、白鳥に敗れはしたものの日本ムエタイの至宝・梅野源治とかでしょうか。

大雅との元K-1ファイター同士の戦いも考えられますが、体重差がちょっと激しいのと、あまりに生々しすぎてK-1方面からクレームも来そうなのでこれはちょっと可能性低いですかね。。。

あとは名前があるところでいうと旧KNOCK OUTの森井洋介やチャン・ヒョンリー、ヨードレックペッドとかでしょうか。森井はちょっと軽いかな??

あ、RISEに出てたセクサンとかでもいいですねー。

世界に目を向けて言えるとは言え、やはり日本である程度露出もしておきたいところでしょうから、「超強いけど日本では知られてない外国人」と戦うより、まずは国内でビッグネームを倒して名前を上げていくのがいいと思うんですよね。

というわけで、平本蓮の今後に注目です!まずはRIZIN大晦日、もしくは12月29日のベラトールだと思うけど!

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【RIZIN20】大晦日、朝倉海vs堀口恭司の勝敗予想。朝倉有利も、堀口に期待!

まさこんな展開になるとは今年の頭には思ってもいませんでしたが、どうやら2019年の大晦日は、RIZIN史上最大とも言える勝負論の詰まったメインカードとなりそうです。
朝倉海vs堀口恭司2。堀口がマイクで自ら言っていたように、チャンピオンであるものの堀口恭司としては挑戦者であり、朝倉海の方が立場としては上のような構図で見ている人が多いんじゃないでしょうか。

リスクをとって大晦日の大一番を至高のカードにした朝倉海

先日のRIZIN大阪大会で、朝倉海は佐々木憂流迦との一戦を衝撃的なフィニッシュで終えました。正直、あの試合がなければ「確かに朝倉は堀口に勝ったけど、実力的には堀口の方が上だし2回目は堀口でしょう」という見方をするファンも多かったんじゃないかと思います。

それくらい、この勝利のインパクトはでかかった。堀口恭司にとっても益々アドレナリンが放出される一戦だったんじゃないかと思います。ただ同時に、危機感も湧いてきたはずです。

この勝負、佐々木憂流迦の勝利を予想する人が多かったんじゃないでしょうか。僕も、実はそうでした。朝倉は確かに堀口に勝ったとはいえ、あまりに早期に終わってしまう一方的な勝利だった為に、実力差がどれくらいあったのか正直わからなかった。つまり、マグレで勝ったとも言える試合内容でした。

一方の佐々木憂流迦はUFC帰り。石渡伸太郎に敗北して存在感は薄まっていたとはいえ、やはりUFC帰りというブランド価値は目減りするものではありません。グラウンド技術だけなら圧倒的に佐々木でしょうし、朝倉のグラウンド技術が立証されてない状況の中で「捕まえられたら終わり」と思っていたファンは多かったはずです。

実際、「これで朝倉が負けたら大晦日はどうなるんだろうなあ・・・」という心配をしている人の方が多かったんじゃないかと(僕がそうでした、すいません)。

ただ結果はご存知の通り。逆に、朝倉海の実力が証明されたわけです。なにせ、UFCでタイトルマッチまで上り詰め、RIZINとベラトールの2冠に輝いた堀口、そしてやはりUFCで戦っていた佐々木憂流迦をともに1RでKOしてるわけです。もう、まぐれとかいえないですね。少なくとも、朝倉海は世界レベルでも戦える実力があると証明されました。

リスクをとった朝倉海が、大晦日の一戦をますます見逃せない戦いにした事。この数カ月で、選手としてのランクを一気に爆上げしましたね。
果たして大晦日の戦いが終わった時、僕たちはそこにどんな光景を見ているのでしょうか・・・!

朝倉海VS堀口恭司、勝敗予想!試合のポイントは?

さて、では試合の勝敗予想から。

この記事のタイトルにも書いた通り、僕は朝倉海が有利だと思っています。
でも、堀口に勝ってほしいと思っています。

という前提を踏まえた上で、試合のポイントを個人的私見で語っていきます。

まずは前回の試合の振り返りから。
前回の名古屋大会で、決定的となったのは朝倉海の右ストレートでした。狙いすましたような右ストレート。この一発で堀口は効かされてしまい、フィニッシュに向けて一直線に落ちていった形になります。

この瞬間をよく見ていると、堀口の左のジャブを合図に朝倉が右カウンターを放っているのがわかります。つまり、朝倉海は堀口の右ストレートが来るのをわかっていた、という事でしょう。堀口恭司の癖を見抜いていた、と。この辺は朝倉未来とともにし尽くした事前研究の賜物。

そして朝倉海は自分は首を傾けてギリギリのところで当てています。パンチが飛んでくるところを迎え撃つわけで、下手したら相打ちになる可能性だってありますからね。

しかしそこは冷静に顔を逸らして対応。きっと何度も反復練習をして体に覚え込ませたのでしょう。
そして重要なのはリーチ。朝倉のストレートの方が先に当たっています。

正直、堀口には朝倉海は相性が悪いですよね。朝倉はまずリーチが長い。そしてパンチスピードも早く、当て勘もあります。これらが三つ組み合わさるだけで堀口には最悪の相性となるのです。

なぜかというと、堀口は伝統派空手をベースとしているため、ガードが甘い。これまではスピードとプレッシャーでリーチ差を埋めてきましたが、朝倉はそれを迎え撃つことができるのです。

加えて朝倉海はアウトサイダー上がりの度胸があります。いわゆる優等生じゃなく、叩き上げなので堀口のプレッシャーや実績にも臆する事なく、自分のパンチを出していけたのです。

これまでのキャリアは確実に堀口恭司の方が上ですが、どうやらそもそもだいぶ朝倉海に分がありそうです。格闘技は、相性ってありますからね。

堀口が朝倉海に勝つためには?

さて、では堀口恭司が朝倉海に勝つためにはどうすればいいのでしょうか?
堀口より前の朝倉の戦いはもう1年前の試合になるのでどこまで参考になるかはわかりませんが、朝倉海は試合終盤になるとスタミナというよりは集中力が切れ始め、試合運びが雑になる印象があります。

それはすなわち朝倉の未熟さによる部分が大きかったと思うのです。だから、精神面でも余裕がある現在の朝倉海が同じ事態になるかどうかはやってみないとわかりません。

ただ、堀口が勝機を見出すにはやはり長期戦なのではないでしょうか。

その決め手になるのがタックルです。朝倉は腰が重いらしいのでどこまで通用するかわかりませんが、うまくテイクダウンしてコツコツとダメージを与えていくのがいいでしょう。
そしてタックルを成功させるためにやるべきなのはローになるのではないでしょうか。ローで朝倉に確実にダメージを与えていくのです。

これまでの堀口の必勝法であるカウンターやパンチによるプレッシャーは温存しておいた方が良いでしょう。もしくはパンチはフェイント重視で使っていく。
朝倉はおそらく、再び堀口にカウンターを合わせようとするはずです。そこを逆手に取り、堀口はパンチはフェイントで終わらせる。
ローで削り、テイクダウンで疲れさせて終盤戦になって朝倉が雑になる。そして堀口のフェイントに反応して朝倉がビッグパンチを打ってきたところにカウンターを合わせることができれば、堀口のパンチも今度は綺麗に入るかもしれません。

・・・と、いったあたりでしょうか。
しかし、それはあくまで理屈の上でのこと。理屈で立てた作戦がうまくいくかどうかはまた別問題。
そう考えると、作戦を忠実に遂行した(しかも堀口恭司相手に)朝倉海は本当にすごいなと思います・・・。

楽しみ!

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【RIZIN19】Gyaoで生放送を見た感想

台風の中開催自体どうなるのかとヤキモキさせられたRIZIN19。
新幹線など運休も出ていたので、関西外の方はチケット持っていても行けない人がいた模様・・・。

そんな中、僕はいつものごとくGyaoで快適生視聴してましたー。予想以上に早いペースで大会が進行していったせいか、突如の30分休憩+90分休憩+またまた突如30分休憩・・・。
ってことで、色々あったRIZIN19を超個人的主観で簡単に感想書いていきますー。

植山征紀 vs. 梅井泰成

画像: 第1試合/スペシャルワンマッチ

オープニングマッチはキックボクシングルール。
多分、SB王者の植山選手を売り出すカードだったと思うんですが、梅井選手の奮闘によって植山の思ったような活躍はできず。
それでも最終Rでは地力の力が出たんですかねえ。植山選手が判定勝ちしましたが、価値が特に上がったわけでもないカードでした。
以上!

シビサイ頌真 vs. キム・チャンヒ

画像: 第2試合/スペシャルワンマッチ

キム選手最高!
今のRIZINでこういう選手がまだ出てくるんですねえ・・・。かつてのモンスター路線の選手でしたが、まあいいんじゃないでしょうか。
シビサイ選手の価値が上がったとも思わないけど、まあ場数を踏ませるための試合って感じですかね。

HIROYA vs. 小西拓槙

画像: 第3試合/スペシャルワンマッチ

これはHIROYAがとにかく価値を上げたカードでしたね。はっきり言って勝負になっていなかったけど、スクランブル出場だったことやそもそも階級が違うという点、またHIROYAやトライハードジムがこれまで辿ってきた道を全部ひっくるめてこのカードを見るととにかくHIROYAの漢気だけが際立ったカードでした。
小西はあんま調子乗っちゃいかんよ。マイク、控えめだったけど。

白鳥大珠 vs. 大雅

画像: 第4試合/スペシャルワンマッチ

フジテレビの中継も決定していた、白鳥大珠を売り出すためのカード。
元K-1王者という肩書きの割に打たれ弱く、最近パッとしない大雅は地上波で白鳥を売り出す上では絶好の相手だったと言えるでしょう。
しかしそこは大雅、意地を見せたましたね。かませ犬でおわんねえぞ、と。

大雅、リーチが全然違う中で距離感がつかめず、2Rの途中までは全く相手になっていませんでしたが、でたらめな展開に持ち込んだ3Rからはオーバーハンドフックでダウンを奪い会場爆発。みんな、大雅好きなんだなーと思いました。
白鳥は勝ったけど、まだ格闘ファンのハートは掴んでませんね。まだ気持ちが甘い気がします。

そして大雅も。好きな選手だし今回も3Rよくぞ巻き返したという感じではありますが、判定で負けてるんだから最後まで攻めていかないとダメですよね。なんか途中から負けてること忘れてんのかと言いたくなるくらい余裕を見せてました。
こういうところが甘いんだよなあ・・・。

中村K太郎 vs. マルコス・ヨシオ・ソウザ

画像: 第5試合/スペシャルワンマッチ

寝技師対決になるかと思いきや、予想以上にソウザの打撃がへっぽこだった件。

K太郎は実力を見せつけたとはちょっと言えない結果になってしまいましたが、RIZINの顔見せ試合としては良かったんじゃないでしょうか。
年末のベラトール対抗戦に是非出馬して、存在感を見せつけて欲しいですね。
ウェルター級はRIZINの中では階級自体が今の所存在感皆無なので、このぽっかり空いたポジションを狙いに行くのは生存戦略としてありかと思います!!

一方、ヨシオ・ソウザはちょっときついですね。RIZINに継続参加するんならもちょっと打撃を磨いてから出てきて欲しいもんです。

トフィック・ムサエフ vs. ダミアン・ブラウン

画像: 第6試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st ROUND

ムサエフのエグさがとにかく際立った試合。ブラウンは途中から心折れてましたね。
ガードしてるのに体と心をなぎ倒すミドル。そしてフィニッシュにつながったハイキック。

ムサエフの総合力は見れませんでしたが、圧力とパワーの強さだけで押し切る凄まじさを見せつけられた1試合でした。
しかしこの人の体、余計なものが付いてなくて筋肉が浮き彫りになっててかっこいいなーと思いました。狼みたいですね。

ルイス・グスタボ vs. 上迫博仁

画像: 第7試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st ROUND

これは上迫、残念!まだまだ試合はこれから動いていくところだったのにねえ。
決して押してたわけでもチャンスがあったわけでもないけど、あまりにも無念な幕切れでした。賭けてたはずなだけに残念。もうちょっと”勝負”が見たかった気がします。

一方、グスタポはまだポテンシャル出し切ってないこともあり、この前の試合でムサエフのエグさをみているとちょっとグスタポでは勝てないなあと思わざるを得ない試合でした。

パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ vs. 川尻達也

画像: 第8試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st ROUND

翌日開催されるONEの青木真也発信に引っ張られる形で、川尻のこの試合も「ジャパニーズMMA」推しでしたが、かつてのPRIDE〜DREAMを通ってきたファンからするとこのジャパニーズMMA路線は完全に正解。川尻の煽りVは胸が熱くなるものがありました。また娘さんの演出がね・・・。あんなん見せられたら、そりゃ涙腺ゆるみますわ・・・。

しかし、試合は圧倒的に非情でした。川尻、何もできず。かつてのDREAMライト級グランプリのエディ・アルバレスとの試合(あれも確か大阪でしたよね)では敗れはしたものの熱いファイトでむしろ株を上げた試合でもありましたが、今回は完敗どころか全く歯が立っていませんでした。勝負が始まる前にやられた、みたいな感じですらあります。

打撃をもらいながらも脚を掴みに行ったのは涙ぐましい戦い方ではありましたが、あのポジションであの痛いパウンドを落とされ続けたらまあ仕方ないよねとは思いますが、最後は完全に失神してましたね。

網膜剥離を始め、体もボロボロだと思われる川尻達也。もう、ごちそうさまです、と言ってあげたい。意味のある、これぞジャパニーズMMAと言える試合を最後にやって、そこで花道としてあげましょうよ。

となると、最後は誰だろうな。五味隆典か、青木真也しかないよね。

ジョニー・ケース vs. ホベルト・サトシ・ソウザ

画像: 第9試合/ RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st ROUND

上迫と川尻はこのトーナメントを勝ち上がることを正直期待していなかったファンが多かったと思いますが、そうなると我々日本人はこの在日ブラジル人に期待を託すしかなかったわけで。ファンからの支持が激烈爆上がり中のホベルト・サトシ・ソウザでしたが、なんだか拍子抜けするほどあっさりと負けてしまいました。

最初はレフェリーの誤審かと思いましたが、サトシはちゃんとタップしてました。自ら参ったした、と。

でもあれは効いたというより嫌がりタップでしたねえ。お兄ちゃんも予想以上の打撃への耐性のなさを露呈してしまいましたが、まだあれはボコボコにされて効いて倒されたので納得感ありましたが、サトシの場合はどうなんだろう・・・。ちょっとこれまでの幻想が高すぎたせいか、興ざめしてしまった感が強いです。
本格的な打撃を実戦でもらってびっくりしちゃったのかな。そこまで深刻なダメージを負ったとも思えなかったけど・・・。

格闘家というより、そもそもの柔術家でしかなかったのかもしれません(揶揄の意味はなく)。

RENA vs. アレキサンドラ・アルヴァーレ

画像: 第10試合/スペシャルワンマッチ

これはもう、誰が悪いわけでもないんですが、相手が弱すぎでした。それ以外にいう事もない。
ショートノーティスだったとはいえ、もうちょっと誰かいなかったんですかね・・・。
RENAも、これじゃちゃんとした復活劇とはいえないんじゃないでしょうか。まあ精神的なプレッシャーからは解放されたと思うし、再起戦に向かうプロセス自体が成長に繋がるんだとは思いますが・・・。

ハム・ソヒ vs. 山本美憂

画像: 第11試合/スペシャルワンマッチ

これまでのストーリーもある、RIZIN19屈指の好カード!でしたが、実力差はしっかりとありましたね。
タックルから寝かせてもなかなかその先がない山本美憂ですが、今回はテイクダウンすらまともに奪えず。ストップがちょっと早い気もしましたが、あのまんま続けていたらダメージ喰らい続けるわけだし、動けなくなってしまったらレフェリーストップは致し方ないですね。

これでタイトルマッチは浜崎チャンプとハムちゃんに決定。これまた贅沢なカードとなりました。

朝倉海 vs. 佐々木憂流迦

画像: 第12試合/スペシャルワンマッチ

いやー、乗ってる選手って怖いなーと思った試合でした。。
煽りVを見ていると朝倉を地上波でガンガン売り出していこうという意図があからさまだったんですけど、その割にウルカが相手って厳しいよなあと思っていました。

しかし蓋を開けてみれば、顎を粉砕して1RKO。朝倉海の破壊力のすごさを完全に見せつけた感じでした。

というわけでこちらも大晦日タイトルマッチ決定。メインカードかな。
この勝敗予想や試合の展望はまたどこかで書きたいと思います。

イリー・プロハースカ vs. ファビオ・マルドナド

画像: 第13試合/スペシャルワンマッチ

RENAの相手もひどかったけど、このマルドナドもどうなんだ、と・・・。彼は別にピンチヒッターでもないのに・・・。最初からやる気があったような気がしません。
イリーにはもうちょっと歯ごたえのある選手を押して欲しいですよねえ・・・。

現場からは以上です!(自宅だけど!)



【K-1?RIZIN?それとも?】那須川天心と武尊が戦うリングは?実現する為の方法は?

双方が主張し始めた那須川天心と武尊

RISEのワールドシリーズを制した那須川天心が、名指しで武尊と新生K-1陣営にコメントしました。
これに対し、武尊もツイッターで即座に反応。


結局実現するかどうかなんだかよくわかんない感じですが、お互いが明らかに意識している発言をし始めた、という点ではムードとしては前進しているのかもしれません(あくまでムード、だけですが)。

ただその数日後のK-1の会見で、中村プロデューサーの口から発言されたのは「戦いたいならK-1のリングに上がればいい」ということのみ。選手本人は戦いたがっているものの、やはりK-1の態度は変わっていないようです。

この二人のこれまではなかなかに複雑な経路を辿っているのでそう単純ではありませんが、那須川天心も武尊も戦いたがっているのは間違いない。それを阻んでいるのは団体の壁なのです。なので、本人たちが逃げているとかそういう話ではない、と(もうそんなことは格闘技ファンは理解してるはずですが)。

武尊のK-1愛は本物を感じる。天心とはどっちが強い?

那須川天心と新生K-1はそもそも論点が違う

その”壁”ですが、壁になっているのは新生K-1の契約です。新生K-1は選手を独占契約で縛る方針であることが明らかになっています。つまり、那須川天心が新生K-1に移籍さえすれば武尊と天心はいつでも戦えるわけです。
ただ、世界を見ている那須川天心にとってそれは飲めない要求。

そう、那須川天心はキックボクシングとかK-1とかそういう話ではなく、日本の格闘技界全体をどう盛り上げるかや、世界に対して日本人の格闘家である自分がどう戦っていくか、という広い視点で語っています。

一方、新生K-1はとにかく「100年続くK-1」を掲げてその方針を一切ぶらしていません。格闘技界全体や1選手のためではなく、K-1という世界を守るためにはどうあるべきか、という考え方です。
団体としての経営方針として、このやり方は間違っていないと思います。一時的な盛り上がりのためではなく持続的に発展していくスポーツとして考えているのです。

だから天心と新生K-1はそもそも議論が成立しない。また新生K-1は幸か不幸か順調に成長している。もし新生K-1の人気が
低迷していれば、起爆剤として武尊と天心の試合を何らかの形で実現させたかもしれませんが、新生K-1は現時点ではそれをする
必要はないのです。

格闘技メディアであるDropkickの会員向けニコ生配信でジャン齊藤氏は「厄介なのは団体としては新生K-1の方が立場が上で、選手としては那須川天心の方が立場が上な事」と評しました。なるほどなあと思いました。確かに那須川天心がホームリングとしているRISEは団体としては新生K-1の足元にも及びませんし、武尊は新生K-1ファンからは支持を集めていますが、それ以外の格闘技ファンからも含めると那須川天心の方が格は上でしょう。

この、立場が入れ子になっている構造がこの問題をややこしくしているのです。まあ、どっちかの立場が両方上だったらこの対戦はそもそも望まれていないかもしれませんが・・・。

那須川天心と武尊、実現の方法は?

では一体どうすればこの戦いは実現するのでしょうか?個人的にはもう結構しんどいのではないかと思っています。天心やRISEの伊藤代表も発言している通り、このカードの賞味期限はせいぜいあと1年以内でしょう。そんな時間軸なのに新生K-1の態度は硬化しています。というわけで、このカードが実現する方法をいくつか可能性とともに考えてみました。

那須川天心が新生K-1に移籍する(可能性:0%)

可能性0%なのに書くなよ、という話ですがこのケースの可能性は0でしょうねえ。前述した通り、天心が見ているのは世界。別に武尊と戦う事に大きなモチベーションを持っているわけではない。1回戦うだけなら新生K-1のリングに上がるのもアリかもしれませんが、3年縛りの契約となる新生K-1のリングに上がっても意味はありません。彼は別にK-1という団体のために戦っているわけではないですからね。

武尊が新生K-1を離脱(可能性:10%)

これも可能性はかなり少ないですが、一応10%とさせていただきました。
ただしこれが発動するには、武尊のエゴがMAXになる必要があります。これまでの発言や行動を見ると、武尊のK-1愛は凄まじいいものがありますね。他意なく言いますが、それは一人の格闘家としてではなく、企業戦士、サラリーマンに近いものがあると思います。
そしてこの条件が発動するには、武尊がK-1ファイターではなく格闘家になる必要があるわけです。先日のK-1の会見を見ると、武尊の発言のトーンや表情はいつもより確実に覇気がありませんでした。那須川天心が確実に「最強」の道を歩んでいるのに対し、何故俺は村越なんだ、という感じ。村越は天心に負けてる選手ですからね。

武尊の発言をそのまんま信じると、彼は彼なりに天心戦を実現させようと色々と動いていたようです。しかしそれが一向に上手く進展しない。その事についても疲労感を覚え、また自分のこれからについて絶望感を覚えているのではないでしょうか。
こうした現象を鑑みて、わずかではありますが10%とさせていただいたのです。

ただK-1の契約を鑑みると武尊は離脱してから最低でも1年間は他団体のリングに上がれません。このことは大雅の事例でも明らかになっています。武尊の場合は新生K-1にとってなくてはならない存在ですから、もっと厳しい条件の契約である可能性もありますね。そうすると武尊の選手としてのピークは過ぎてしまうのかもしれません・・・。

新生K-1が他団体興業に相乗りする(可能性:20%)

これも正直、可能性としてはわずかですがおそらくいま考えられる選択肢でもっとも可能性が高いのがコレでしょう。
他の格闘技イベントとコラボする形で一回限りの興業を打つ、と。

ただ、RIZINやRISEといった既存イベントとコラボするのは考えにくいですねえ。新生K-1のプライドが許さないというか。ただのイメージですが、新生K-1の中の人たちは相当ひん曲がっててねじくれた人たちな気がするので(笑)。

となると、完全オリジナルイベント、ですね。AbemaTVが旗振り役となって逆に地上波に放送権利を売ったりする斬新なビジネスを仕掛けつつ、各界の選手の交流やメイウェザーやパッキャオなども巻き込んで格闘技最大規模のお祭りをやる、と。

これをやるならオリンピックイヤーである2020年しかないですね。

問題はこの大企画を誰が取り仕切るのか、ということ。平成時代の格闘技界大物だったらアントニオ猪木や石井館長、谷川貞治などが動いていく、というのもあり得ますが、この3人、残念ながら新生K-1に対しては発言権も多くなさそうですからね・・・。

格闘技界とは無縁かつ世間的に知名度の知名度のある著名人が出資しつつ中心になって動いていく、という感じでしょうか。ツイッターなどでは高須クリニックの高須社長とかの名前が挙がっていましたが・・・。

ということで色々考えてはみましたが、正直どれも可能性低いですね(笑)。
今度は、もし実現したらどんな戦いになるのかを妄想してみたいと思います!!!

【RIZIN18】朝倉海VS堀口恭司をGyaoで自宅生放送観戦した感想

いやー、すごいもん見ました。タイトルの通り、Gyaoでのんびり自宅観戦していたんですね。で、毎回RIZINは全試合の振り返りをさくさくっと書くのが習慣だったんですけど、今回はちょっとあれですわ、メインのアップセットですべてふっとびました。ということで、今回はこの試合についてのみ、感想を書きたいと思います。

ジャンルを背負う絶対王者が負けたという意味

今回はただのアップセットじゃないと思うんです。堀口恭司は、現在の格闘技ブーム復興のきっかけを作った一人なのは間違いない。彼がUFCを離れ、RIZINに来て活躍したからこそ、現在のRIZINのガチ格闘技路線が生まれてきて、彼をめがけてあらゆる世界レベルの選手がRIZINに集まってきたのです。

しかも先日のベラトールで二冠になったばかり。今大会のポスターが堀口のみを全面に打ち出していた事からもわかるとおり、堀口恭司は日本の格闘技界のヒーローだったわけです。

そしてそれを打ち破ったのが朝倉海、というのがまたドラマチックですね・・・。今、Road to 堀口とでもいうような戦いがRIZINバンタム級の各所で行われているわけですが、それはある意味正統派。アウトサイダー出身だからうんぬんというのは実力的には全く関係ないと思いますが、道から外れたところから堀口を倒した朝倉海。

もしこの結末が石渡伸太郎とかだったら、なんか普通にスポーツライクな興奮で終わると思うんですが、朝倉海が倒したことによってなんとも言えないドロドロもやもやした感情が渦巻いてきます。

絶対王者が道から外れてきた選手に負ける。このインパクトは、ここ数年の格闘技界でも最大のアップセットじゃないでしょうか。

個人的には、K-1WGPでピーター・アーツがジェロム・レ・バンナになぎ倒された時のような衝撃でした。

堀口対策の作戦は朝倉未来?でもそれを実行に移せるのはすごい

今回、朝倉未来が煽り映像でも「秘策あり」的な感じで語っていました。まあ煽り映像だし、脚色こめた強がりもあるんだろうなーとは思っていましたが、結果だけ見ると朝倉海はそれを見事に実践した、ということだと思います。

作戦の詳細はちょっとわかりませんが、打撃で倒すという作戦だったんでしょう。堀口にビビらずにいけば大丈夫的なコメントもしてましたが、実際それを実行に移せる朝倉海はすごいですよね。

決定的なダメージを与えた右のカウンター。堀口は踏み込みの速さで間合いを一気につめる伝統空手スタイルなわけですが、ガードががら空きになる、という欠点もあります。

ただガードが空いていても堀口のスピードと圧力で押されてしまってガードを固めてしまうのが普通の選手。そこを朝倉海は真っ向から挑んでいった。

そして大きかったのは身長差じゃないかなと思います。コールドウェルとも身長差ありましたが、コールドウェルは打撃の選手じゃないですからね。今回はリーチの差を朝倉は活かしつつ、ビビらない度胸で迎え撃ったからこそあの結末だったんじゃないかと思います。

堀口恭司はミスをした?

ただ今回、堀口は必要以上に気負っていたんじゃないかなと思うんです。事前のインタビューでもなんからしくなかった。おとなしくなかったですか?まあ、明らかに格下の朝倉海に対してビッグマウスはなっても仕方ないですからね。大人っぽい発言が多かった印象です。

そして解せなかったのが、1Rから積極的に堀口から攻めていったこと。リーチの差があるのは誰の目に見ても明らかなわけで、本当はもうちょっと細かい打撃やフェイントで相手の出方を探ったりプレッシャーを掛け続けて相手の間合いを崩してからズドン、と一気に間合いをつめるべきでした。

しかし今回の決定打となった最初のカウンターも、堀口が一気につめたところを打たれた形です。どうしてあんなに最初から詰めたのでしょうか・・・。

ひょっとしたらベラトールとの世界二冠ということもあって「自分が盛り上げないと」という意識が必要以上に働いてしまったのかもしれません。

混沌としてきたRIZINバンタム級

しかしこうなるとわからなくなってきたのが今後のRIZINバンタム級。こないだ、RIZIN四天王の戦いがあったわけで、次回大阪大会で石渡VS扇久保が行われ、その商社が大晦日に堀口とやるのかなーなんて思ってました。

今回、そこに割って入ろうとしてきた瑞垣はケイプにやられてしまい、またDEEPからはビクターヘンリーが参戦。誰が堀口と次にやる?というイメージでみんな見ていたと思いますが。。。なんかもう、こないだのRIZIN四天王の戦いとか一回チャラですよね。ランキング制敷いてほしいなー。

そして堀口はもう、ダイレクトリマッチで朝倉海とやるしかなくなりました。んで、次はタイトルかけてやるんだと思うんですが、その時にかけるのってRIZINのベルトでいいんですよね?ベラトールは同時にはかけないですよね?それを決めるのは主催団体なのかな?

そしてタイトルマッチやるとしたらいつなんだろう・・・。次回大会の10月大阪はちょっと日が浅すぎるので、やはり大晦日ですかね・・・!

ということで、混沌としてきたRIZIN。王者堀口のヒーローストーリーでしばらく安定運用なのかなと思っていたら、とんでもなかったですね(笑)。

GONG(ゴング)格闘技 2019年7月号

アプリスタイル (2019-05-23)

【RIZIN17】自宅でGyao観戦した感想。

さてさて、前回更新から時間が空いてしまいましたが、GyaoでRIZIN17を自宅観戦しました。会場行ってもいいんですが、さいたま遠いのと、やっぱ自宅生観戦は快適なんですよねー・・。て事で全試合、ちょっとずつ所感書いていきます!

渡部太基 vs. Hideki

画像: 第1試合

オープニングマッチがキックルールかーと思わざるを得ませんでした。そしてなんでこのカード・・・?同じキックルールなら大雅の試合の方が盛り上がったのでは・・・。まあそれはいいとして。渡部太基ってどうして新生K-1を離脱しちゃったんですかね?あんま待遇良くなかったのかな?確かにイマイチ目立ててなかったですが・・・。すいません、正直、感想ないっす。

KINGレイナ vs. ステファニー・エッガー

画像: 第2試合

直前のYoutube番組で榊原さんからボロクソ言われていたKINGレイナですが、またしても負けました。9kg落としたことが話題になってましたが、個人的にはそんなに変わったようには見えず、相変わらずブヨブヨの体に見えました。

彼女の場合、ハルクっぽい売り出し方でハルクっぽいテクニックがあまりない相手と戦ってたから良かったわけで、適正体重でちゃんと結果出していこうと思うならもっと体重落として動けるようにならないと話にならない気がします。しばらくRIZINはおやすみしましょう、本当に。

ハム・ソヒ vs. 前澤智

画像: 第3試合

浜崎を中心に回っている女子アトム級ですが、またしても面白くなりそうな選手が出てきましたね。前澤選手も細かいフェイントとか混ぜながらよく動いてはいましたが、如何せん格の違いが出ちゃった印象。決して圧倒されてたわけじゃないですが、冷静に一瞬の隙をズドンと突かれた感じでしょうか。さすがジンユフレイを一撃KOしただけのことはあります。

浜崎と戦ったらどういう展開になるかわかりませんが、その前に山本美憂とやることになりそうですね。打撃のハムか、レスリングの山本か。ハム・ソヒは今日はグラップリングの力は見れなかったので、山本戦の行方を占うのは難しいですが、個人的には山本がパワーで圧倒しそうな気がします。

ジェイク・ヒューン vs. ビタリー・シュメトフ

画像: 第4試合

話題の男、シュメトフですが、残念ながら期待通りの活躍とはいきませんでした。なんとなく善戦した的な感想がSNSでは多そうですが、それはシュメトフが完全に色物、例えるならば大砂嵐的なポジションで捉えられていたからですよね。

確かにちゃんと打撃のフォームになっていたし、グラップリングもサマにはなっていました。ちゃんとMMAファイターだと言うことはわかった。でもじゃあ実力があるかと言うとちょっと疑問符ですね。特にメンタル面で、1R途中から完全に押されていたように見えました。しっかりとしたMMAファイターとして売って行くのか、ハルク的な売り方をしていくのか、次もまた呼んでもらえるようなのでちょっとプロデュースの仕方は考えた方がいいかもしれません。

ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 廣田瑞人

画像: 第5試合

個人的には今大会一番の衝撃でした。正直、廣田が勝つんじゃないかと思ってました。前回の北岡戦と違って、廣田はストライキングが得意だったからです。サトシが廣田の打撃をかいくぐってタックルにいけるかどうかがポイントかと思ってましたが・・・。ただ、あのKOの布石になっていたのは1R序盤に飛び出たサトシの高速タックルでしょうね。あれは早かった。廣田はあれでサトシのタックルを警戒してしまった。そこへ右ストレート。まさか廣田がKO負けするとはねー・・・。

未だ底が見えないサトシですが、RIZINきっての「いい人」キャラは継続。正統派のヒーローキャラですね。こう言う人が目立っていくと、まっとうなスポーツとして世間にも支持されていくんじゃないでしょうか。

川尻達也 vs. アリ・アブドゥルカリコフ

画像: 第6試合

泣けた!それに尽きる!でも川尻、入場曲はDREAM引きずらなくていいんだぞ!と思いました。昨年大みそかの時みたいに、最初の入りだけDREAMのテーマ曲「Lets Entertain You」にして、後は自分のテーマ曲にした方がいいんでは、と。

まあそれはいいとして、川尻の良さが存分に発揮された試合でしたね。DREAM時代だと塩尻と揶揄されていた戦い方ですが、今は観客は川尻の味方。素直に応援できました。相手のアリは良いところがあんまり見れなかったので、また次回呼んであげてほしいものです。

正直、ライト級GPは川尻は大会の拍的にもきついんじゃないかと思いますが、一戦一戦テーマのある試合をしてほしいですね。兎にも角にも、お疲れした!

北岡悟 vs. ジョニー・ケース

画像: 第7試合

盟友、川尻が泣ける勝利を収めた直後だっただけに衝撃でしたね。北岡、ダメージが心配です。特にここ最近はボクシングでの死亡事故が相次ぎましたからね・・・。

しかしケースはマイクでもっとアピールとかしたかったんじゃないですかね?Tシャツとか大量に撒いてたし。なんか運営が無理やりおろしたがってるように見えてちょっとかわいそうでした。

大雅 vs. 町田光

画像: 第8試合

やっと勝てた大雅。本来は階級が上の選手にダウンまで奪って勝ったのだからまあ良い勝利だったんじゃないでしょうか。

やはり彼の持ち味の良さはフットワーク。出入りを素早くやって一瞬でズドンと大砲を落としていく戦い方が似合ってます。ここ最近の彼の戦い方はちょっと迷いがあるのかイマイチ踏み込めてない感じがありましたからね。ふわふわしてると言うか、堂々と戦っていなかった。顎が弱いところは治せるものじゃないですが、引き続き頑張ってほしいですね、本来は華がある選手なので。

対する町田光は、居合パンチ、あんま出せなかったですねー・・。中途半端な構えだけ途中で一度だけ見せましたが・・・。本来はフィジカルで押さえつけて正攻法で倒せるはずだったのに、大雅をとらえきれなかった感じですね。町田はここ最近はKNOCK OUTの選手と言う印象が強いですが、今後どうするんでしょうかね。

イヴァン・シュトルコフ vs. キム・フン

画像: 第9試合

いかにも強そうなRIZIN重量級期待のニューカマー、シュトルコフですが、期待通りのインパクトは与えられず。キムが意外と頑張ったと言うべきなんでしょうか・・・。最後のパウンドもクリーンヒットはしてませんからねえ。今後、イリーと絡んでいくんでしょうか。アルブレックソンや、ジェイクヒューンと次はやってほしいですね。

元谷友貴 vs. 扇久保博正

画像: 第10試合

今大会ベストバウト!どっちが勝ってもおかしくなかったですね。個人的には打撃のヒットをとって元谷かな?と思いましたが、ジャッジはアグレッシブさを評価したってことですかね。しかしお互い実力は拮抗していて、見ていて全く飽きなかったです。5Rやってもよかったけど、あのままもう少し試合があれば元谷の打撃が扇久保をとらえていたかもしれませんね。元谷のパンチ、軽そうに見えましたが・・・。

石渡伸太郎 vs. 佐々木憂流迦

画像: 第11試合

これもしびれる試合でしたねー。元谷VS扇久保とはまた違った世界を見せてくれる戦いでした。正直、圧倒的に石渡が勝っていたとは言えません。ただフィニッシュのグラウンドに行く前の打撃で佐々木に致命的なダメージを与えていたし、そこから流れるようにグラウンドに移行したのはさすがです。

次回は石渡と扇久保ですか。そんなに顔似てるかな・・・。個人的には石渡のおしゃれだけと渋い感じがすごく好きです!

矢地祐介 vs. 朝倉未来

画像: 第12試合

いやー、正直、矢地が勝つと思ってましたよ。未来の強さは認めるけど、流石にフィジカルの差が出るんじゃないかと。。。でも、実は身長は未来の方が少しだけですけど上なんですね。向かい合っても、厚みは矢地の方がありましたがそんなに体格負けしてる感じも受けず。

そして試合は終始、朝倉未来ペースでした。矢地はちょっと見すぎちゃいましたね。理詰めのテクニックで行ったら負けるんだから、もっとガチャガチャ行ってフィジカルで圧倒する展開の方が勝機はあったんじゃないかと思います。実際、3R終了間際の打撃の攻防では数発、ヒットしてましたしね。まあその後、矢地に倒されますが、あれはゴングがなかったらそのまんまフィニッシュされててもおかしくなかったですね。

矢地はもうライト級GPはないでしょうねー・・・。一方、未来はどうするんでしょうか。本人はやりたくないみたいですが、榊原さんは出すつもりのようですね。個人的には未来は適正体重でやってもらって、不要なリスクはなるべく排除してほしいですよ。やっぱ勝ってることで魅力が生まれる選手だと思うので。

と言うわけで、いろいろな見所が多かった今回のRIZIN。特に開始時間が14時からでいつもより早く、また地上波生中継がないからか休憩も30分。KOや一本は決して多くなかったですが、全体的に見所が多くて中だるみすることなく最後までいけた、良い興行だったんじゃないでしょうか。

天心、堀口、RENA、浜崎がいなくてもちゃんと大会が成り立つくらいにはRIZINも成長してるってことですかね。

次回は名古屋大会。また自宅観戦しまっす!!!


【ベラトール】堀口恭司vsダリオン・コールドウェル、RENAvsリンジー・ヴァンザントを見た感想。堀口二冠!RENA一本負け

RIZINから世界へ!ベラトールに堀口とRENAが参戦!

昨年大晦日でベラトールバンタム級王者ダリオン・コールドウェルを撃破した堀口が今度は敵地ベラトールに乗り込みました。この話は多分もともとそういう契約だったっぽいですよね。どっちにしても双方のリング(ケージ)に上げると。前回はRIZINのベルトがかかっていましたが今回はベラトールのベルトがかかった大事な一戦。特に日本MMAファイターは北米の壁には阻まれてきました。

かつてDREAM時代に青木真也や川尻達也がストライクフォースに乗り込みボコボコにされた時はなんとも言えない絶望感があったものです。当時はまだRIZINがなく、先の見えない日本MMA停滞期。そんな停滞期を吹っ飛ばしてくれ!と日本のファンの期待を背負って渡米したはずが・・・。やっぱ日本のMMAって弱いのか。。。と思ったものです。

今回の堀口恭司は青木真也や川尻達也の時のような悲壮感はあんまり感じませんでしたね。もともとUFCで戦っていたわけだし「いよいよ真打ち登場」くらいの感じでした。

そしてRENA。本人も待ち望んでいた世界デビュー。彼女も大物感漂う人物なわけで、いっとき噂されたONEではなくRIZINとベラトールを選択したのは”らしい”なという気がします。でも、KUBOTAじゃなくてRENAのほうがいいと思うが・・・。

RENA、完敗!ケージの距離感になれなかった?

「RENA ベラトール」の画像検索結果

朝7:30に早起き(土曜の割には)してスタンバイすること1時間半くらい。RENAの出番になったわけですが結果的には1R4分あたりで失神一本負けでした。

正直、いいところが何も出てませんでした。打撃でプレッシャーをかけるはずがいつものリングより広いケージなのでうまいようにプレッシャーがかけられていなかった印象です。RENAは打撃を見せながら圧力をかけて行ってコーナー側などで潰す、という戦い方がMMAでは多かったですからね。ケージの極での練習はしていたのかもしれませんが、実戦の中でのケージの広さはやはり実際にやってみないと掴みきれないものなのかもしれません。

うまくいかないところを少々雑に打撃を出してしまったところを捕まえられ、バックに回られて裸絞め。最後までタップせずに失神してしまったところは彼女の気の強さの表れだなと感じました。この辺り、すごいですよね。負けん気なのかプライドなのか・・・。

試合後の彼女の一言。正直この発言はこのタイミングではないなーと僕は感じてしまいました。本人が一番辛いだろうけど、僕らファンは彼女を応援していたわけです。その姿を見せてくれるのがプロだと思うので、もちろん本人が辛いのもわかるし本人の戦いなんでしょうけど、「向いてない」ってTwitterで言わないでほしいなあと。山本美憂を見習ってほしいです。

前回の浅倉カンナに2連敗した時もいっときお休みをとっていましたが、今回はどうするんでしょうね。と言っても今更シュートボクシング・・・?

堀口判定勝ち!ベラトール、RIZINの2冠王者に!UFCのセフード戦は実現するのか?

そしてメインカードに登場したのが堀口。試合展開としては前回のRIZIN同様コールドウェルのタックルに捕まって抑えられ続ける、という試合展開ではありました。堀口も有効な打撃ができていたかというとそうでもない。

ただ幸い、コールドウェルもタックルで押さえつける以上のことができていなかったのと堀口も要所要所で打撃を入れつつ、またタックルを切って逆にトップを取って肘などを入れていたので、どっちが勝ちかと言われたら堀口だったのは間違い無いでしょう。上記の写真はジャッジのスコアカード。3-0なので文句は言わせないですね。こうしてみると3R以降は全て堀口。ここまで差がついたのはちょっと意外でしたがホームタウンデシジョンの憂き目にあうこともなく勝利できたのは本当に嬉しいですね。

こうしてRIZINとベラトールの2冠になった堀口。2階級制覇、というのはよくありますが2団体王者、というのはボクシング以外ではあまり聞かないです。こうなると次は誰なんだ?というのが気になるところ。

先日のUFCで2階級制覇を果たしたヘンリー・セフードが試合後のインタビューで「ベラトール王者と戦いたい」という趣旨の発言をしています。そしてこのベラトール王者には今回堀口がなったわけで。堀口とUFC王者との対戦の機運が一瞬高まりました!

ただ実際問題契約の壁があるのでこのカードが実現するのはなかなかしんどいでしょう。UFCとしてはビッグマネーが生まれるなら動く可能性も無きにしも非ずですが、残念ながらセフードVS堀口ではまだそこまでのお金は動かないでしょう。まあ堀口がUFCと契約したらありえない話ではないですが、堀口はそれはしないんじゃないかなあ・・・。

なお、日本のRIZINではRoad to堀口とも言えるような架空トーナメントが開催されますね。この四人の座組の中で最後まで立っていたやつは大晦日に堀口と戦うんじゃないかなあと思いますが、正直今回のベラトール戴冠で堀口の価値が急上昇してしまい、この四人の勝者と戦ってもそこまで盛り上がるような気がしないのが本音。

ベラトールでの防衛戦も今後あるんでしょうし、これまでのようにRIZINにだけ上がり続けるということはないんでしょうが、日本が世界に誇る堀口恭司の今後に期待ですね!

【RIZIN17】朝倉未来VS矢地祐介、佐々木憂流迦VS石渡伸太郎、元谷友貴 VS扇久保博正勝敗予想!!

先日のRIZIN16の休憩前に突如映像で放送されたRIZIN17の決定カード。なんか色々とすごいカードが三つ並びました。どうしたんだRIZIN。大砂嵐や把瑠都はどうしたんだRIZIN!!!

RIZINファンが血液が逆流するほど熱いこれらのカード、個人的な勝敗予想を述べさせていただきます!!

元谷友貴VS扇久保博正の勝敗予想

画像2: スペシャルワンマッチ

いづれも堀口恭司に敗れた二人の選手。しかも二人とも判定負けと、堀口に木っ端微塵にされたわけじゃないのが共通点です(といっても、試合では堀口に圧倒されてましたが)。まさにROAD to 堀口恭司を体現するカードですね。

そしてDEEPvs修斗の対決でもあります。特に扇久保はONEと提携した修斗の大方針の中での参戦表明であり、不退転の覚悟で挑むでしょう。

ただそんな扇久保の本気に特に影響されず、しっかりと自分の戦いを徹底しそうなのが元谷。扇久保の強みはグラウンドかと思いますが、元谷に通じるイメージがあまり湧かず・・・。逆にタッパで勝る元谷に絡め取られ苦戦するのでは、と予想。

という事で、判定で元谷勝利。

佐々木憂流迦VS石渡伸太郎

画像3: スペシャルワンマッチ

うーんこれは予想がしづらく、またどっちも勝ってほしい一戦・・・。国内でパンクラスで戦い続けてポジションを築いてきた”男気”という色気をまとった石渡とハイセンスなニューヨーカー、佐々木。扇久保同様、ONEのローカル団体となってしまったパンクラスの中から名乗りを挙げた石渡はやはり覚悟が強いんだと思うんです。それは勿論、堀口恭司。特に石渡の場合はグランプリの決勝で結構ボロボロの状態で堀口と戦ってました(対する堀口はそこまでボロボロでもなかった印象)。「もしベストな状態で戦えたら」という思いはあるはずです。

対する佐々木はやはりUFCに戻りたいはず。そうなるとこんなところで負けていられない。佐々木のキャリアストーリーは、RIZINで堀口を打ち取ってその実績を引っ提げてUFCにカムバック、というプランなんじゃないかなと。

技術的には拮抗していると思われる二人ですが、目指している高み、ビジョン、そして若さというトータルで考えて佐々木の判定勝ちと予想。

朝倉未来VS矢地祐介

画像1: スペシャルワンマッチ

これは痺れる・・・。天心VS堀口がドリームカードだとすると、この試合はまさにリアリティショー。まざまざと現実を見せつける試合となるわけです。これ、お互いにとってリスクしかない試合で、逆にそれがたまらない緊張感を生んでいますね。

フィジカルに勝る矢地はパワーで押し負けるということはないと思います。ただ矢地のこれまでのフィニッシュパターンは力でごり押してガチャガチャした中でスコンっと一発当てる戦い方。それが朝倉に通じるか、ということだと思います。

試金石となるのは両者対戦したルイス・グスタポ戦。勿論、格闘技は相性問題も大きいので安易な三段論法は成り立ちませんが、矢地はパワーでグスタポに競り負けたのに対し、朝倉はグスタポをうまくかわしながら少しずつ削って判定勝利をもぎ取りました。ただ朝倉の打撃で矢地が倒れるともあまり思えないので、朝倉が矢地をコントロールしながらテイクダウンし、グラウンドで有利なポジションをとる、みたいな戦い方になるんじゃないかなと思います。

というわけで、朝倉未来の判定勝ち。フィニッシュじゃなくても十分楽しめそうな試合ですね。

この3カードだけでも痺れるのに、RIZIN17では他にどんなカードが待っているんでしょうか!!楽しみです!!!