コラム

格闘家は仲良くしちゃダメなのか

浅倉カンナのツイッターが議論の的に

大晦日からあらゆる話題に事欠かない格闘技業界。数日前から、格闘家の仲良し写真についてTwitterを中心に議論(?)が巻き起こっています。
きっかけはこれ。

浅倉カンナがRIZIN14で戦った浜崎との仲を強調するようなツイートをしたこと。これに対してファンから疑問の声が上がり、更にそこから浅倉カンナの盟友でもあるKingレイナも参戦しました。

格闘家はセルフプロデュースしなくてはならない

この二発のツイートをめぐりファンがTwitter上でやりあっているわけです。僕は全部そのやりとりを見たわけじゃありませんが、議論はちょっと論点をずらしているものも多いのですが要はこの2点について言い合いがされています。

  • 格闘家は仲良くしてはいけないのかどうか
  • 仲よかったとしてもそれをわざわざSNSで見せるのはどうなのか

これら二つは全く論点が違いますよね。多分、この議論の口火を切った人は後者の話をしたかったのですが、KINGレイナが噛みついたのは前者の論点。全く噛み合っていない。

で、僕個人の意見としては格闘家が仲良いかどうかは結構どっちでもよいのですが、それをSNS上で必要以上に見せつけないでほしいなと思っています。

まあ、浅倉カンナと浜崎の場合は試合前からやり合っていたわけでもないですし、カンナは元から天然というかポワンとしたキャラで認知されていたので、カンナに限って言えば上述したツイートは別に自然だったような気がします。

個人的に興ざめなのが、試合前に散々いがみ合っていたくせに試合が終わった後は「ノーサイド」となるやつ。これは冷めます。あの言い合いはなんだったんだとなります。特に新生K-1に顕著ですが(笑)。「リングの上で勝負をつける」のはいいとして、リング外でもちゃんと見せ方は考えてほしいなと思うわけですよ。

ファイトスポーツのジレンマ。スポーツか戦いか

ただ今回の論争の根本は、選手とファンの間の認識の違いだと思うんですよね。選手、特にスポーツとして格闘技をやっていて競技性の中で技術を高めている人たちからすると、試合でどんだけ殴り合っても試合後はスポーツマンらしく互いに検討称え合う、というのがとても自然なことなのだと思います。

ただ僕らファンは格闘技に「スポーツらしさ」は求めていない。特にUFCとかじゃなくてRIZINなどの「ジャパニーズMMA」好きからすると、ね。僕らが見たいのは”闘争”なんですよね。だから団体対抗戦とか異種格闘技とか燃える。どっちかの背負っているドラマをどっちかが叩き潰す、勝者と敗者のコントラスト、そういうドラマを僕らは見たい。だから、いくらスポーツマンだからと言って試合後に健闘を称えあって欲しくない。いがみ合ってほしいし憎しみあってほしい。

個人的には、格闘技、特にルールがゆるいMMAにおいてはスポーツマンシップだけでは世の中に受け入れられないと思います。クインテッドみたいに寝技だけなら純粋に技術スポーツとして楽しめるかもですが、殴り合い、特にMMAのようにパウンドがある場合はやはりある程度の残虐性が強くなりますからね。MMAの技術も日々成熟していき、技術体系として素晴らしいスポーツになっていることは確かでしょう。でも、選手が思っている以上に僕らは戦いが見たいのです。

そしてそのことを理解している選手は試合前に必要以上に相手を煽るんですが、試合後になると「いい人」になっちゃう。格闘技にドラマを求める以上、僕らが見ているのはリングの上だけじゃないんですよねえ。

と、そんなことを考えてしまいました。別にシンプルで今更感もある話題ですが、こうして議論が巻き起こることはいいことですよね。


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