コラム

【Abema】那須川天心にボクシングで買ったら1000万円を見た感想

スタート当初から色々と物議を醸したこの企画、途中経過の放送はなく、いきなり特番的に番組が始まりました。しかも令和の初日に!

天心はRIZIN16のカード発表会見からのはしごだったんでしょうね。同じスーツでした。僕は18時から22時くらいまで、GWらしくダラダラと見続けたんですが、見た感想を書いていきます。一応最後に、この番組企画に対する意見なんかもちょこっと書こうかと思います。

番組を見た感想。こりゃ天心、楽勝だろうなあ

今回は書類審査とスパーのオーディション選考を通過したボクシング経験者トーナメントと、青木真也含む異種格闘技トーナメントの2種類が同時に開催されました。

まずボクシング経験者トーナメントですが、まずこっちが物議を事前に醸しましたね。その辺りは後述するとして、以前やってた亀田興毅の企画よりもちゃんと本格的なボクサーばかりが参戦してて見てて面白かったです。

優勝候補と目されていたテーパリットは同志社大学ボクシング部出身の選手に判定負けでした。際どい判定ではありましたが、でかいグローブとヘッドギア、そして1R2分という試合時間でプロボクシングではなくアマチュアボクシング的な戦い方の方が試合が有利に進んだということでしょう。しかしスピードとキレを考えると、優勝した藤崎選手が那須川天心に勝てるとはどうしても思えません。今回と同じヘッドギアとでかいグローブだとしたら倒されるということはないかもしれませんし、天心のスピードもいつもよりは落ちるでしょうからそこに藤崎選手のカウンターが合う、ということはあるかもしれません。天心はヘッドスリップなどでパンチをかわしていく技術はないと思うのでパワーでごり押しされると危険かなーとは思ってましたが、藤崎選手の場合はそれもなさそう。

判定かもですが、天心の圧勝でしょう。

問題は異種格闘技トーナメント。まず、青木真也のまさかの直前キャンセルwww。これには笑いました。まあ、事前に決まっていたんでしょうし天心も知ってたんでしょうけど、視聴者は予想しませんよね。まさに青木ワールドにまんまとやられたという事でしょう。

で、代打で出てきた大井選手。たまーにTwitterのTLに登場してくるので名前だけは知ってましたが、outsiderのチャンピオンなんですね。肉離れしてもなお前進し続ける根性はすごいと思いましたが、まあ那須川天心とやっても残酷な結果になるだけですよね・・・。

今回の企画は那須川天心にとって失敗だったのか?

さて、前述した通り今回の企画は発表段階から色々と物議を醸していました。企画発表時点での主な批判は「ボクシングを馬鹿にするな」「天心、安売りしすぎ」の2点に集約されていたんじゃないかと思います。

番組の煽り方も「メイウェザー戦で味わった屈辱はボクシングで返す」的なコピーだったので、それに対して真に受けたファンから「ボクシングを馬鹿にすんじゃねえ」と非難が上がったわけです。

まあこれについては個人的には「番組企画なんだから天心だって本気で考えてるわけじゃないでしょ」って感じでした。ただ、一方の「天心は自分を安売りするな」にはちょっと共感しましたね。まだ現役のファイターなんですから、そこまで大袈裟にしなくてもいいんじゃない?と。ただの番組一企画ならともかく、Abemaの盛り上げ方を見ていると結構な大掛かりな感じがしちゃいましたからね。自分のブランド価値をわざわざ下げるようなことしなくてもいいじゃん、とは僕も思いました。

ただ、結果的に今日の番組を見ていると「イマイチ」な感じが拭えませんでした。天心も戸惑ってるように見えましたが、どうだったんでしょうか。

この「イマイチ」感の原因はなんなんだろうなあと思ってたんですが、要は事前の期待値と当日の試合内容のギャップが激しかったことだろうなと思ってます。

番組側がどこまで読めていたのかわかりませんが、事前情報では結構なボクシング実力者が多数エントリーしていました。現役引退選手ならともかく、日本ライセンスではなく海外ライセンスで戦う現役ファイターがエントリーしてくるとは番組側も予想していなかったんじゃないでしょうか。そして選手本人がSNSで発信していたこともあり、そうした有力選手がエントリーしていることが明らかになってしまった。それを避けると「ほら、やっぱ結局ただの番組の企画じゃん」と言われてしまう。いや、番組の企画で間違い無いんですが、我々一般人はうがった見方をしちゃうわけですよ。「天心が逃げたんじゃないか」とかね。

そんなこんなで「予想外に強そうな奴がたくさんきてるらしい」という雰囲気が漂っていたわけです。ただの番組企画かと思いきや、天心もうかうかしてらんないぞ、と。

で、まずかったのがそこに色物トーナメントを一緒にやっちゃったことなんじゃないかなと。だって、明らかにレベル低いですからね。同じタイミングでボクシング経験者トーナメントやっちゃったから、差は歴然。唯一の見所だった青木真也はまさかの不出場だったし、なんか完全に白けちゃいました(少なくとも僕は)。

これなら、ボクシング経験者トーナメントなんてやらずに、完全に色物トーナメントに振り切ったほうがよかったんじゃないかなと思うわけですよ。そうすれば単純に「バラエティ」として観れた。でも今回は必要以上に「ガチ」な雰囲気を演出してしまったことによって、事前期待(ひょっとしたらガチなんじゃいか)と本番(結局バラエティか)の内容の落差が激しかったわけです。

今日の結果を受け、天心との勝負に俄然興味が湧いてきた人はあんまりいないんやないかと思います。せいぜい、大井洋一選手にニッチな格闘技ファンが反応するくらいじゃないかと。まあ、天心もRISEのトーナメントだけではなく6月のRIZINまで決まっちゃったわけで、Abemaの番組企画に必要以上に労力割くこともできないでしょうから、現実的にはこれで良かったんだとは思いますけどね・・・。

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