【大晦日】RIZIN20の視聴率、大惨敗!2020年のRIZINの行末は・・・?

2020年1月2日午後、正月休みののんびり気分を一気に吹き飛ばす、衝撃的な情報が格闘技ファンを襲いました。

つい二日前に我々格闘ファンを熱狂させたRIZIN20、しかしその視聴率は大惨敗。過去最高の盛り上がりを見せたのに、視聴率は過去最低。このことでRIZINとしては2020年はまた舵取りが難しくなったと言わざるをえません。

RIZINをRIZINたらしめているのは地上波があるからこそ

熱心な格闘技ファンなら言わずもがなですが、「チケットは完売したんだし、地上波なんて関係ない!」とはRIZINは言えない事情があります。

まず収益面で大きな支えとなっているはずの放映権料。それがいくらくらいなのかはわかりませんが、無視できる数字じゃないはず。そして地上波で放送するから、ということでついてくれているスポンサーもいるでしょうし、「地上波で流れる=メジャー』という図式でRIZINに引き寄せられる選手(特に日本人)も多いはず。

仮にRIZINから地上波を抜いたら、今のような規模での興行は打てないでしょう。離脱する選手も出てくるかもしれません(幸か不幸か、目下のライバルに近いONEも日本から離れているので流れる先がないかもですが)。

だからこそ、RIZINは毎興業後に視聴率が話題になる。特に大晦日は顕著ですね。視聴率にファン同士が一喜一憂するスポーツもそうそうないでしょう・・・。

RIZIN 20はどストレートなMMA路線でファンの熱を生んだ

RIZIN20はファンの間ですこぶる評判が良かった興行でした。実際、僕も29日のベラトールも合わせて最初から最後まで自宅Gyao観戦しましたけど、興行としての完成度も高かったし、特定の選手に頼り切ることなく、全体的に「見れた」イベントでした。

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特に31日はチケットも完売したそうですし、確実にRIZINファンの熱は高まっている。それがよく感じられる興行でした。

なぜそこまでの熱が生まれたのかというと、それはこの5年間の積み重ねを丁寧に結実させたからでしょう。芸能人や他ジャンルのスポーツ選手を登場させることなく、RIZINで戦ってきた選手たちの戦い、物語を純粋に見せる。それぞれの選手のこれまでを知ってるから僕たちは感情移入できる。

僕たちはRENAのリベンジを、朝倉未来の勝負強さを、浜崎とハムちゃんのドラマの行く末を、那須川天心の神童っぷりを、そして朝倉海とバンタム級戦線の物語を見たくてRIZIN20を見たわけです。

そこに、お茶の間的の話題的な要素はいらなかった。純粋に格闘技ファンが楽しめるカードを並べてくれたRIZINの英断に、僕らは乗ったわけです。

あれは、俺たちの場所だった。俺たちの時間だった。だからあんなに一体感が生まれたのでしょう。

再びモンスター路線に戻るのか・・・?

ただ、その結果がこの有様でした。昨年並みの視聴率だったら「飛び道具なしで維持できたってことはこの路線で間違ってないんだ!!」となったでしょうけど、そうではない。

僕が格闘技に興味がないフジテレビの社長だったら「それなら前に戻そうや」と考えると思います。チャレンジしたけどダメだった。それならPDCAを回して数字が良かった頃の考え方に戻す、と。ビジネスマンなら当たり前ですよね。

元横綱や有名アスリート、そして芸能人をリングにあがて無様な殴り合いをさせる。そのほうが格闘技に興味のないお茶の間層には届くのは間違い無いです。でも、それは格闘技ファンが見たいものでは無い。

地上波打ち切りとかも怖いですが、かつてのDREAMのようなモンスター路線になっていくのが怖いです。折角ここまで高まった「We are RIZIN!!」熱を一気に冷めさせることになる。それは、勿体ないしファンとしてはとても嫌だなと思うんであります。

脱地上波のビジネスモデルは成立しうるのか?

もうずっとそうですが、日本の格闘技ビジネスは「熱心なファンではなくライトなお茶の間層」で成り立っているマーケット、という歪な構造をしています。

純粋に「熱心なファンをどう獲得し、どう育てるか」だけにフォーカスできればいいんでしょうけど、かつての格闘ブームを生んだ2000年代谷川モンスター路線から続く文化はなかなか断ち切れません。この辺りの経緯は、谷川貞治の「平謝り」を読むと何故モンスター路線が生まれたのかが理解できますので格闘技ファンはおすすめです。

平謝り―K‐1凋落、本当の理由
谷川 貞治
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めちゃくちゃ単純に考えれば、地上波の放映権料および地上波ありきの協賛費用分をファンから稼げれば、RIZINはファンが喜ぶことに専念できるのです。

ではそれにはどんな方法があるのか。ちょっと整理してみましょう。

PPV収益を伸ばす

最も思いつきやすいのはこれですね。UFCなんかが維持できているのはこのPPV収益が莫大だからです。RIZINの場合はスカパーとGyaoですね。スカパーやGyaoの売上がどれくらいなのかも開示されてないのでなんとも言えませんが、他プラットフォームとの提携も視野に入れつつ、PPV収益を最大化していくのは一つの選択肢としてあるでしょう。

ただ、UFCの場合は日本より圧倒的に広い国土(リーチできる視聴者数)と、PPV文化が根付いているからこその売上だと言えます。日本の場合はいづれも持っていないのでなかなか難しいでしょう。

クラウドファンディング含め、お布施コンテンツビジネス

続いてはこれですね。上記PPVと考え方は同じですが、ファンから直接お金をもらいましょう、という考え方です。RIZIN20では突如榊原さんのクラウドファンディングが行われたこともちょっとだけ話題になりましたが、要はファンによるお布施を集めていく方式です。クラウドファンディングに限らずファンクラブ(強者会員)を増やしたり、Tシャツなどのグッズ販売、最近だとひょっとしたらnoteでの課金なんかも考えられるのかもしれません。

ただ、これらは焼け石に水程度の売り上げでしょう。数千万円か、せいぜい1億円を年間で稼げれば御の字なんじゃ無いかと思います。それくらいの規模感じゃあちょっとしんどいですね。

スポンサードを募る

最後はこれ。今回も朝倉兄弟を起用しているアプリゲーム「喧嘩道」や「にゃんこ大戦争」のスポンサードロゴが目立ちました。最近のRIZINはsky ticketやCygamesなどのスマホ世代の企業スポンサーが目立ちますね。これらの協賛プランがどんな金額感なのかはわかりませんが、リングへのロゴ掲示などの目立った協賛は数千万はするでしょう。会場内のコラボコンテンツ協賛(赤から弁当とか)だったら数百万くらいですかね。

これらの協賛を広告代理店なんかも機能させながら拡販していく、というのはありな戦略だと思います。ただまあ、これも上述したとおり地上波ありきのスポンサーもいると思うので、地上波が無くなったら成立しない可能性もありますが・・・。


大惨敗に終わったRIZIN20の視聴率。今後のRIZINの行く末がかなり心配になってきました。でも僕らファンが頑張って支えていくしかない。

もう、いやですよ。好きなものが突然強制的に終了させられる、あの暗黒時代は・・・!

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